「アイ工務店って性能はどうなの?」
「断熱とか耐震とか言われても、正直よく分からない…」
注文住宅を検討していると、こんな悩みにぶつかりませんか?
今回は、実際にアイ工務店で新築を建てた施主目線から、2026年最新の公式情報をもとにアイ工務店の性能を徹底解説します。
営業さんの説明だけでは分かりにくい部分も、実際に住んでみた実感を交えてお伝えしていきます。
↓動画でも解説しています。よければご視聴ください。
我が家の基本スペック
- ハウスメーカー:アイ工務店
- 延床面積:約40坪
- 建物:木造2階建て
- LDK:約26畳・吹き抜けあり
- 家族構成:夫婦+子ども1人

2025年9月には大幅な性能グレードアップがあり、我が家が契約した時よりもさらに高性能になっています。
この記事は、その最新仕様も踏まえて解説します。
アイ工務店は、性能だけを突き詰める会社でも、デザインだけを押し出す会社でもありません。
価格・性能・デザインの3つを、できるだけ高いレベルで取りに行こうとしているメーカーだと感じています。
間取りの自由度も高いので、「性能は欲しいけど見た目や暮らしやすさも妥協したくない」という方には、かなり相性がいいと思います。
① 断熱性能:家全体を包む「ダブル断熱工法」
断熱というと、壁だけをイメージしがちですよね。
でも実際は、屋根・床・窓まで含めた家全体で考えないと分かりません。
アイ工務店は、そこを家全体で捉えているメーカーです。
壁:外張り+充填のダブル断熱
構造用面材を挟むように、外張り断熱と充填断熱の両方を使って家をしっかり包む「ダブル断熱工法」を採用しています。
新仕様ではさらに厚みがアップしました。
- 内側の吹き付けウレタン:80mm→100mm(20mm厚く)
- 外張り断熱のフェノールフォーム:30mm→45mm(15mm厚く)
数字だけ見ると小さく感じるかもしれません。
でも、これが家全体を覆っていると考えると、かなりの補強です。
屋根:遮熱ボード「クールAI」+通気層
断熱の話は外壁ばかりに目が行きがちですが、実は屋根がとても重要です。
屋根は熱の影響を直接受けるからです。
アイ工務店はオリジナルの屋根遮熱断熱工法を採用していて、遮熱ボード「クールAI」を使いながら通気層も確保し、その上で断熱材を施工する考え方です。
遮熱と日射反射の両方の機能を持つため、夏の厳しい日差しを抑えやすいのが特徴。
屋根断熱によって天井裏に熱をため込みにくいのもポイントです(天井断熱だと屋根裏に高温の空気が溜まり、それがじわじわ下に影響しやすくなります)。
断熱性能を示す数字「UA値」
UA値は、家の断熱性能を示す世界標準の指標です。
数字が小さいほど、室内外の熱が行き来しにくい=断熱性能が高いことを意味します。
アイ工務店は全国標準仕様で唯一UA値0.28以下を打ち出しています。
これは、標準仕様で最も基準の厳しい北海道エリアの断熱等級6の性能を満たす水準。
さらにHEAT20のG2グレードを全エリアで実現できるとしています。
断熱等級6・G2グレードを標準仕様で実現するのは、業界初の高性能です。
住んでみた実感
冬の快適さは本当に実感しています。昼間は室温が20℃前後になることもあり、半袖で過ごせる日も。寒い朝晩や雪の日はエアコンを使いますが、弱運転モードで十分暖かいです。
夏も、26畳の吹き抜けLDKだからもっと冷えにくいと思っていたのに、実際はエアコン1台で十分。しかも冷風が直撃する感じではなく、ちゃんと涼しいのが想像より良かったところです。
窓:高性能樹脂サッシ+Low-Eトリプルガラス
アイ工務店の窓は、とても高性能です。
高性能断熱樹脂サッシとLow-Eトリプルガラスを採用していて、窓からの熱の出入りをかなり抑える考え方です。
一般的な木造住宅は熱の多くが窓から出入りすると言われているので、ここをしっかり抑えているのは大きなポイント。
我が家でも冬に結露がほぼ出ません。
加えて軒がしっかり出ているので、夏の高い日差しは遮り、冬の低い日差しは取り込みやすい設計になっています。

② 気密性能:業界トップクラスのC値0.5以下・平均実測値0.32
気密とは、家にどれだけ隙間があるかを表す性能です。
「隙間なんてあるの?」と思うかもしれませんが、実はどの家にもあります。
「C値(隙間相当面積)」という言葉で表され、家の中にどれくらい空気の出入りする隙間があるかを数字で見るものです。
断熱材や窓がどれだけ良くても、家に隙間があればその性能を活かしきれません。
せっかく温めた・冷やした空気もそこから逃げてしまうため、断熱と気密はセットで考える必要があります。

アイ工務店は2026年現在、全棟でC値0.5以下を約束しています。これは業界初の数値。
さらに平均実測値としてはC値0.32という数値を誇ります。
重要なのは、ただ数字を掲げているだけではないということ。
第三者機関による全棟気密測定を標準で実施しています。
「気密がいい」と言うだけでなく、実際に測って仕上がりを確認しているので安心感があります。
参考までに、日本の昔ながらの一般的な住宅はC値5くらいと言われてきました。
- 北欧:C値0.7くらいが基準
- 北米:C値0.9くらいが基準
- 日本の昔ながらの住宅:C値5くらい
- アイ工務店の平均実測値:C値0.32
C値5の家では、室内の空気が1日に何度も隙間から出入りしてしまう計算になります。
冷暖房費もかさみ、部屋ごとの温度差も出やすくなりますよね。
また、隙間から出入りするのは熱だけではなく、湿気も一緒です。
壁の中に湿気が入り込むと、カビの原因になったり劣化につながったりします。
気密は快適さだけでなく、家の寿命にも関わる性能なんです。
③ 快適性能:24時間換気・水回り・シックハウス対策
快適性は数値だけでは測れません。
でも、住み始めてからの満足感に直結する部分です。
「空気が重たくない」「匂いがこもりにくい」といった、毎日の細かい感覚の積み重ねで決まってきます。
熱交換型24時間セントラル換気
アイ工務店は熱交換型24時間セントラル換気システムを標準採用しています。
外の空気をそのまま入れるのではなく、外気と室内の温度差を近づけながら換気する方式です。
給気も排気も機械でコントロールする「第一種換気」なので、自然任せではなく計画的に空気を回せます。
気圧コントロールまで考えられているため、外からの有害物質が入りにくい方向に持っていけるのも見逃せないポイント。
- DCモーターで消費電力を抑制
- IAQ制御で季節ごとに最適な運転
- PM2.5対応フィルターで花粉・空気の汚れ対策
- 熱交換器が遮音材のような役割も果たし、外の騒音を和らげる
住んでみた実感
湿気や空気の重さがあまり気にならないのは実感としてあります。雨の日や寝室でむわっと湿気を感じることも特になく、料理をした後の匂いがずっと残る感じも少ないです。
もちろんフィルター掃除など定期的なお手入れは必要です。それでも、その手間を差し引いて全体の空気が気持ちよく保たれている感覚があります。
シックハウス対策・水回り
ホルムアルデヒドなどの放出量が極めて少ないFフォースター建材を標準使用。
壁紙も安全性の高い規格のもの、接着剤にはゼロホルマリン接着剤を使うなど、目に見えないところまで気を配っています。
さらに今の仕様では、家中まるごとウルトラファインバブルが標準仕様(オプションではありません)。
キッチン・洗面・お風呂・トイレ・洗濯・給排水まで、家中の水回りに関わっています。
- キッチン:洗い物の汚れが落ちやすい
- シンク:水垢や排水溝のぬめりがつきにくい
- 浴室:床や壁の汚れがつきにくい

毎日の家事を、少しずつ楽にしてくれます。
④ 耐震性能:全棟構造計算+耐震等級3相当+制振ダンパー
耐震は、絶対に外せない性能の一つですよね。
アイ工務店で安心できたのは、耐震等級3相当という警察署や消防署と同じレベルの基準が標準仕様で考えられていることでした。
数百年に一度レベルの地震の1.5倍でも、倒壊や崩壊を防ぐレベルと言われると、やはり安心感があります。
ここで1点補足です。公式サイトでも「耐震等級3相当」という表現が使われています。これは第三者機関の公的な認定ではなく、自社の構造計算に基づく評価という位置づけです。また「プランによっては最高等級にならない場合がある」との注記もあるため、正式な耐震等級3の認定を希望する場合は、打ち合わせの際に必ず確認することをおすすめします。
しかもアイ工務店は「耐震等級3相当です」で終わりではありません。
全てのプランを一棟ごとに構造計算していて、その上で家全体の強さを積み上げています。
木質ハイブリッド工法と壁・床の作り
構造は、軸組と木質モノコック構造を組み合わせた木質ハイブリッド工法を採用。
床・壁・天井の6面を建物全体で支える考え方で、一部分だけで耐えるのではなく、家全体で力を受け止めるイメージです。
壁面全体に構造用面材を打ち付けて面で力を受ける「ダイアフラム構造」を作っています。
筋交いのように点や線で支えるだけでなく、壁全体で荷重を受け止めるため変形に強いのが特徴です。
特に印象的なのが、1階床に使っている28mmのオリジナル構造用面材「AIボード28」。
一般的な床材よりもかなり強い床を作っていて、建物のねじれや変形を抑えやすく、地震の際にかなり効いてきます。
耐久性・耐水性も高く、白アリや腐朽菌にも強いとされています。
金物工法と制振ダンパー「アイダンパー」
柱と梁の結合も、金物工法でしっかり固定されています。
木造は結合部が弱いイメージを持たれがちですが、ホールダウン金物やタイトフレームボルトなどを構造計算に基づいて適切な場所に配置。
揺れで柱や梁が抜けにくい構造になっています。
さらに「アイダンパー」という制振ダンパーもあり、耐震と制震の両方で考えられているのも特徴です。
普段は耐力壁として建物の変形を抑え、大きな揺れが来たときは制振装置として働いて変位を抑える”二刀流”の考え方。
揺れに耐えるだけでなく、揺れそのものを抑える方向でも備えています。

吹き抜けでも安心できた理由
吹き抜けは壁や柱が少なくなるイメージがあるので、耐震面で不安になる方も多いと思います。
私自身も、実はそこが気になっていました。
ですがアイ工務店は、スキップフロア付きプランや外張り断熱工法の家で世界初の実大振動実験まで行っています。
ここまで見せてくれると、デザインと耐震性能をちゃんと両立できるんだと安心できました。

個人的に良いなと思ったのが「余力」という考え方です。
必要最低限ギリギリを持たせるのではなく、計算に出にくい部分も含めてプラスアルファの強さを持たせる考え方。
大地震だけでなく、その後の余震まで考えると、この余力はかなり大事だと思います。
基礎は標準でベタ基礎を採用。一般的な住宅よりも強度の高いコンクリートや厚みのある立ち上がり・ベース幅で、足元からしっかり支えます。
地盤調査をしてその土地に合った基礎計画をするところまで含めて、かなり丁寧です。
⑤ 防耐火性能:省令準耐火構造+国土交通大臣認定の防火構造
普段はあまり意識しない性能かもしれません。
でも、家族が住む家だからこそ、かなり大事な性能です。
アイ工務店は省令準耐火構造を標準仕様にしています。
これは火に強いだけでなく、火災が起きた時に避難や消火の時間を確保しやすい家づくりということです。

- 外壁:窯業系サイディング(対価等級4等級・不燃/準不燃材料として認定)
- 屋根:「セラミック瓦」(1000度以上の高温で焼成される不燃材料)
- 内装:石膏ボード(結晶水で温度上昇を抑制)
石膏ボードは約20%もの結晶水を安定した形で含んでいるため、火災時には15分以上水蒸気を発散させながら温度上昇を抑えてくれます。
ボード1枚の中にかなりの量の水分を安定して抱えているため、燃え広がりを遅らせる力があります。
木造は火に弱いと思われがちですが、木は表面が炭化層を作ることで内側まで燃え進みにくい性質があると言われています。
鉄骨のように熱で急激に変形しやすい素材とは、また違った強さがあるんですよね。
しかもアイ工務店は、国内で唯一国土交通大臣認定の防火構造も取得しています。
実際の試験で外壁がかなり高温になっても、室内側の温度上昇を抑えられていることが確認されているのは安心材料です。
地味に効いてくるポイント
省令準耐火構造のいいところは、火災への備えだけではありません。火災保険料が一般木造住宅の約半額になるケースもあるため、長い目で見たコストにも跳ね返ってきます。
実は火災保険、保険会社によって金額も補償内容もかなり差が出ます。同じ家でも、選び方次第で数万円単位で変わってくることも珍しくありません。
とはいえ1社ずつ問い合わせて比較するのは、正直かなり面倒ですよね。タウンライフの無料一括見積もりを使えば、複数社の条件をまとめて取り寄せて比較できます。もちろん無料で、契約の義務もありません。せっかく性能の良い家を建てるなら、保険選びで損をしたくないですよね。契約前の今のうちに、一度チェックしておくことをおすすめします。
⑥ 耐久性能:30年保証(最長70年)とメンテナンス性
家は、建てた瞬間には見えにくい性能です。
でも、長く住むならとても大事。
家は建てた後、ノーメンテナンスで一生いけるわけではありません。
どこが傷みやすいか、何をどう手入れしていくのか、その見通しが立つかどうかが重要です。
外壁・屋根の長寿命設計
外回りでは、18mmの窯業系サイディングを標準採用。
コーキングを最小限に抑えたタイプや、光触媒のセルフクリーニング作用があるタイプまで入っているため、見た目を長く保ちやすく、30年以上美観を保ちやすいとされています。
屋根の「セラミック瓦」も、スレート屋根のような10年ごとの塗り替えや30年ごとの葺き替えを前提とせず、長く使いやすい仕様です。
ご近所を見ていて気づいたこと
我が家は何の掃除もしていなくても、外壁がとても綺麗に保たれています。あまり大きな声では言えませんが、同じ時期に建てたお隣さんの外壁は雨染みが結構目立っていて、せっかく綺麗なお家なのにもったいないと感じることがあります。
実は外壁に雨染みが目立ってしまう家は意外と多いのですが、アイ工務店の外壁でそうなることはほぼありません。
床下・防蟻対策
アイ工務店は業界で初めて「床下空気循環システム」を標準採用しています。
床下の空気を循環させて淀みを減らしながら、湿気対策をする考え方です。
従来の自然換気だけでは届きにくかったところまで空気を動かし、床下全体の温度を整えやすくします。
床下の湿気は、木材腐朽菌やカビ、シロアリの活動にもつながります。ここをしっかり抑えているのは大きなポイントです。
防蟻対策も丁寧で、基礎の下に防蟻シートを敷き、その上に鉄筋コンクリートを全面打設。
地面からの水蒸気と一緒に、シロアリの侵入も防ぐ考え方になっています。
保証:初期30年・最長70年

保証面では、初期30年保証・最長70年保証を案内しています。
20年初期保証で「長期保証」と言われることが多い中、アイ工務店は30年。
かなり手厚いことが分かりますよね。
ただし70年まで延長するには、すべての定期点検を受けることと、30年目以降に必要とされた有償メンテナンス工事を行うことが条件です。「入居後は何もしなくても70年安心」というわけではないので、その点は覚えておくと安心です。
地盤保証の案内もあり、建てた後まで見通しを持ちやすいのも安心材料です。
まとめ:アイ工務店の強さは「性能をバラバラにせず、家全体でつなげて考えている」こと
ここまで解説してきた通り、アイ工務店の強みは、高気密・高断熱・快適性能・耐震性能・防耐火性能・耐久性能の5つを個別にではなく、家全体で一体として考えているところにあります。
ダブル断熱工法や高性能な窓、全棟気密測定、耐震等級3相当の考え方。
そして長く住むための耐久・保証まで、全部がつながっている。
これがアイ工務店の性能の強さだと思います。
デザインも価格も性能も妥協したくない、という方には検討する価値が大きいハウスメーカーです。
とはいえ、性能の数字だけを見比べても「結局どこが自分たちに合っているのか」は判断しづらいものです。
ハウスメーカーによって強みも考え方も違うので、迷ったときは第三者の専門家に相談しながら比較するのがおすすめです。
アイ工務店をお得に建てる方法(SbHouse特別紹介)
ここまで読んで「アイ工務店、かなり良さそう」と思った方に、最後にひとつお伝えしたいことがあります。
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アイ工務店は近年急成長している会社ということもあり、正直なところ営業マンの教育が行き届いていない部分もあると感じています。お家の質が営業マンの当たり外れに左右されてしまうのは、避けたいところですよね。
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